番外編
       

わたしのためのBANANA FISH関連小説・音楽・舞台地まとめ

番外編

私が死んだら棺にはBANANA FISHを入れてほしい。
そんな私の溜まりにたまった作品愛。自分用に情報クリップ。

BANANA FISHについて

多分この記事にたどり着いた方はもうすでにBANANA FISHが好きな人だと思うので細かくは書きません。

逆境の中、懸命に生きる少年達を描いた吉田秋生の伝説的コミック。
公式サイトの原作紹介文はこちら

アッシュは、ニューヨーク、ストリートキッズのボス。
ある日、目の前で殺された男からあるモノを渡される。
そして、彼が最後に呟いたのは
「バナナフィッシュ」という言葉だった。
心優しい日本人の少年・英二と
運命的な出会いをするアッシュだが、
”バナナフィッシュ”の謎に迫るにつれ、
英二と共に、巨大な陰謀に巻き込まれていき――!?

1985年5月号〜1994年4月号に『別冊少女コミック』で連載されたBANANA FISH。
2018年にアニメ化され、新しいファンも増え続けている不朽の名作。
私にとっては、“好き”というより“大事”な作品

音楽

King Gnu『Prayer X』と『Sorrows』

第1クール エンディング・テーマ 『Prayer X』

もはや説明不要の名曲。私がKing gnuに惚れたきっかけになった曲でもある。
はじめてのアニメタイアップとは思えない、ドンピシャ具合。
タイトルは「Player」ではなく[祈る・祈る人]を意味する「Prayer」です。
常田さんが原作漫画を読み込んで書き上げた歌詞。繰り返される“一体全体何を信じればいい?”の歌詞。
アッシュ・リンクスの人生と重ねて見てしまうが、すべての人が平等に悩んだことがあるテーマでもあり、現代人にもフィットした歌詞に思います。

CDジャケットには、ゲームのコントローラーを前に、祈るようなポーズの人物と、銀紙を覗き込むようにアッシュが映っています(公式)

わたしはいまだにKing Gnuの楽曲の中で『Prayer X』が一番すきです。そしてこのPVですよ。

King Gnu – Prayer X

初見の感想は「こわっ」って感じでした。不気味さを感じるようなイラストタッチのMV。
でもそのストーリーはまさにBANANA FISH(というかアッシュ・リンクス)と重なるように思います。
短編アニメのようなストーリー性の高いMV。
銃で自分の頭を撃ち抜くラストシーンは、サリンジャーの短編小説『バナナフィッシュにうってつけの日』のオマージュですかね。
どこまでも原作BANANA FISHへのリスペクトを感じる楽曲・アートワークで原作ファンとして本当に嬉しい。

そしてもう一曲触れておきたいのが『Sorrows』

[Sorrows:悲しみ、悲哀]という意味。
こちらは、月刊ローチケ2019年1月号にて、

King Gnuとしては、これまでやったことのない感じですね。でも、「Flash!!!」でちょっと拾った流れの延長線上というか。もともとアニメのタイアップで作った曲だったんです。結果的に違う曲になったんですよ(参照:https://l-tike.com/concert/feature/king-gnu/19011500/)

と、なんとBANANAFISHのタイアップ用に作った曲であったことが語られています。
囃し立てられるような、焦るようなトラックに、繰り返される“Why don’t you come back to me”の歌詞。
哀しいだけじゃなくて、力強さも多く含有するような楽曲。原作の解像度高すぎ8Kレベル。

Survive Said The Prophetの3曲

第1クールOP『found&lost』と第2クールED『RED』を手掛けたのがSurvive Said The Prophet

『RED』は、

強い色に照らされて変化する瞬間。”RED”という強い色に染まると人はどう変わっていくのか。

そんなメッセージ性のある楽曲だそうです。
アニメのエンディング映像は、アッシュと英二がライ麦畑に居る映像になっているの、本当に無理です(すぐ泣く)

TVアニメ「BANANA FISH」第2クール エンディング・テーマ「RED」EDノンクレジット映像|期間限定配信

そして実は、『RED』の世界観の先を描いた『lost & found』という楽曲があります。

歌詞は『found&lost』とほぼ一緒だけれど、楽曲の雰囲気がまったく異なる『lost & found』

あくび
あくび

「見つけて、無くして」と「無くして、見つけて」じゃあ言葉の持つ陰陽が違うじゃないですか(号泣)

そして『found&lost』のキーフレーズともいえるFate somehow brings me hope inside my heartが、『lost & found』ではCan somehow brings me hope inside my heartになっています。
また“忘れてしまった”が“忘れてしまうんだ”に変っていたりと、考察したくなる変化がたくさんあります。

あと、これはオタクの戯言だと思って読んでほしいのですが、ラストのこのフレーズに関しては、“Who someone brings me open inside my heart”にも聞こえて、「私の心をひらいてくれた人」みたいな?????※個人の解釈は自由
とにかくフィッシャーの方は『lost & found』も聴いてほしい。

Original Sound Track

ありがたいことにSpotifyで聴けるのでみなさんも是非。触れたかったのは、『Eiji』と『Aslan』についてです。

日向を思わせるような軽やかで陽気な楽曲『Eiji』
英二の明るさや朗らかな笑顔を思い出してしまうような楽曲。

Eijiに対してなんでこんなに『Aslan』は切ないのか。
ギターの音色で繰り返されるフレーズは静かで、優しくて、あたたかくて
途中で加わるリズムはなんとも不整脈っぽくて、繊細な土台の上に立っているような危うさもあって
普段のアッシュではなく、本来のアスランという人物を表現したかのような曲。
大好きサウンドトラック。

1988年リリースのイメージアルバム

『別冊少女コミック』で1985年5月号〜1994年4月号に連載されたBANANA FISH。
このアルバムは、1988年に「もしもBANANA FISHが映像化されたら」というアプローチで作られたコンピレーションアルバムだそうです。なんだその文化は。
曲名リストはこちら

Nightmare
Dark Side Movin’
The Past Dream
Chicken Dance
The Band
Revenge
Through All Eternity
Heaven

NightmareではじまりHeavenで終わる構成すごいですね。情緒がめちゃくちゃになる。

関連小説

BANANA FISHを味がしなくなるまで味わいたい私は、関連小説を順番に読み進めています。
ということでBANANA FISHに登場する小説まとめです。
なんといっても、ヘミングウェイとサリンジャー。
ちなみにヘミングウェイとサリンジャーは旧知の仲だそうです。同じ時代の小説家。

原作に登場

この3つは絶対読まなきゃでしょ!!と個人的には思っている。私は読んだ。

『バナナフィッシュにうってつけの日』(原題:A Perfect day for Banana fish)1948年

J・D・サリンジャーによる短編小説。『ナイン・ストーリーズ』に収録されています。
作品のタイトルでもあるBANANA FISHの元ネタです。
精神衰弱系のお話。
King Gnu『Prayer X』のMVラストシーンはこの小説のオマージュではないかと思う。

『キリマンジャロの雪』(原題:The Snows of Kilimanjaro)1936年

アーネスト・ヘミングウェイによる短編小説。
アッシュと英二の会話・手紙で登場

キリマンジャロの頂上近くに、不毛の頂上を目指し登り、力尽きて死んだ豹の亡骸があるという。豹が何を求めて頂上を目指したのか、知る者はない。

逃れられない死が迫っているとわかったとき、人は何を思い何を考えるのか……一人の男の死を描いた小説。

『海流の中の島々』(原題:Islands in the Stream)

アーネスト・ヘミングウェイによる長編小説で遺作でもある。1950年〜1951年に執筆されたが、出版されたのは死後の1970年。
アッシュの師匠である、ブランカの愛読書として登場しています。

アニメ各話タイトルの元ネタ

こちらも徐々に読み進めております。原作を読んでから改めてアニメを見るんや。

話数タイトル原題著者
1バナナフィッシュにうってつけの日A Perfect Day for Bananafishサリンジャー
2異国にてIn Another Countryヘミングウェイ
3河を渡って木立の中へAcross the river and into the treesヘミングウェイ
4楽園のこちら側This Side of ParadiseF・フィッツジェラルド
5死より朝へFrom Death to Morningトーマス・ウルフ
6マイ・ロスト・シティーMy Lost CityF・フィッツジェラルド
7リッチ・ボーイThe Rich BoyF・フィッツジェラルド
8陳腐なストーリーBanal Story。banalヘミングウェイ
9ワルツは私とSave me the Waltzゼルダ・セイヤー
10バビロンに帰るBabylon RevisitedF・フィッツジェラルド
11美しく呪われし者The Beautiful and the Damnedゼルダ・セイヤー
12持つと持たぬとTo Have and Have Notヘミングウェイ
13キリマンジャロの雪The Snows of Kilimanjaroヘミングウェイ
14夜はやさしTender Is The NightF・フィッツジェラルド
15エデンの園The Garden of Edenヘミングウェイ
16哀しみの孔雀Lo, the Poor PeacockF・フィッツジェラルド
17殺し屋The Killersヘミングウェイ
18海流の中の島々Islands in the Streamヘミングウェイ
19氷の宮殿The Ice PalaceF・フィッツジェラルド
20征服されざる人々The Unvanquishedフォークナー
21敗れざる者The Undefeatedヘミングウェイ
22死の床に横たわりてAs I Lay Dyingフォークナー
23誰がために鐘は鳴るFor Whom the Bell Tollsヘミングウェイ
24ライ麦畑でつかまえてThe Catcher in the Ryeサリンジャー

第1話と最終話の第24話のタイトルがサリンジャーの作品なので、アニメ派の方はサリンジャーに注目している方が多い印象。
2クールEDの映像も「ライ麦畑でつかまえて」を彷彿とされるクリエイティブですしね…
各話タイトルは、そのほかヘミングウェイが10作品、F・フィッツジェラルドが7作品引用されています。
原作派の方はヘミングウェイの方が印象深そう。
せっかくなので(?)アニメ24話の予告も一緒にクリップしておきます。

TVアニメ「BANANA FISH」予告| #24「ライ麦畑でつかまえて The Catcher in the Rye」

アニメでは、ヘミングウェイの『武器よさらば』(原題:A Farewell to Arms)がアニメ第23話『誰がために鐘は鳴る』で、ブランカの持ち物として登場しています。

雑誌とか書籍の備忘録

アニメの放送開始前に発売された雑【spoon.2Di vol.35 2/27発売 】の裏表紙がこちら

対して、【spoon.2Di vol.45 12/27発売】の表紙がこちら

もうだめだ……

舞台地・ロケ地

これは私がいつか行きたいので参考になる記事をひたすらクリップしていきます。まだいってませんニューヨーク。

【決定版】BANANA FISH〜アッシュ&英二の思い出の地めぐり、NY’80sの面影を求めて(前編)

【決定版】BANANA FISH〜アッシュ&英二の思い出の地めぐ...
BANANA FISH ゆかりの地をめぐる旅(前編)。アッシュと英二が目にしていたニューヨークの景色とは?在米ライターが二人の思い出の地をご案内。

【決定版】BANANA FISH〜アッシュ&英二の思い出の地めぐり、NY’80sの面影を求めて(後編)

【決定版】BANANA FISH〜アッシュ&英二の思い出の地めぐ...
BANANA FISH 聖地めぐり後編。アッシュと英二が目にしていたニューヨークの景色とは?在米ライターが二人の思い出の地をご案内。

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ヨブンのこと

たまにXとかでBANANA FISHを【NEW】読了orアニメ視聴済で虚無っている人を見ると抱きしめたくなるよね。

とりいそぎ私がクリップしておきたかった物事をまとめました。この記事は私の都合のよいように随時加筆していく予定です。
以上。

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