2.イベント・現場 舞台 萩谷慧悟 長妻怜央
       

舞台『Little Fandango』観劇レポート

2.イベント・現場

萩谷君と長妻君がダブル主演を務めた、舞台『Little Fandango( リトルファンダンゴ )』を観劇したのでそのレポートです。

沼主
沼主

ストーリーのネタバレを含みますのでご注意ください!

あらすじ

ニューメキシコ州――
かつてはゴールドラッシュに湧きあがり、ならず者たちが活気を作っていたこの街も、
今では区画整理され、法の下に秩序が行き届いている。
その街で生まれた議員の息子・ヘンリーは親友のマクスウェルと共に、
家の屋根裏で一冊の古ぼけた日記を見つけていた。
父親嫌いのヘンリーにとって知りたかったのは、この街の歴史。
自分の血の中にきっと隠れているであろう「カウボーイ」の真実を知りたいのだ。
そして、かつてこの街にいた伝説の悪童の名を。
その名は、「ビリー・ザ・キッド」。
21人を殺し、21歳でその生涯を閉じた悪童、そしてリンカーン郡戦争を勝ち抜いた「英雄」だ。
日記を広げながら、少年二人は、カウボーイたちの世界に入り込む。
パッド・ギャレット、ドク・スカーロック、コー兄弟、リチャード・ブリュワー、
そして、自分と同じ名前を持つヘンリー・マカーティ。

公式サイトから引用。サイトはこちら↓

DisGOONie Presents Vol.11 舞台「Lit...
作・演出・プロデュース:西田大輔 DisGOONie Presents Vol.11 舞台「Little Fandango」 東京公演(EX THEATER ROPPONGI):2022年6月10日(金)~19日(日)全14ステージ予定  大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール):2022年7...

キャスト・相関図

会場入り口にあるデジタルサイネージ

W主演
ヘンリー・マッカーティ(演:萩谷慧悟)
マクスウェル / ピート役(演:長妻怜央)

ヘンリー / ホアニータ(演:渡辺みり愛)

レギュレーター(自警団)
タンストール(演:松田賢二)
ティック・リチャード・ブリュワー(演:瀬戸利樹)
ドク・スカーロック(演:大海将一郎)
ジョージ・コー(演:中村嘉惟人)
フランク・コー(演:横井翔二郎)

【敵対
ウィリアム・ローゼンバーグ(演:萩野崇)
ジーニー(演:山口大地)
プレディ郡保安官(演:村田洋二郎)
モートン(演:内堀克利)

パット・ギャレット(演:校條拳太朗)
アポリナリア(演:吉川友)

沼主
沼主

長妻怜央くんと渡辺みり愛さんは一人二役を務めます。

相関図

Dis GOONie( ディスグーニー )とは

リトルファンダンゴの感想の前に、そもそもディスグーニーって何?って感じだったので調べました。

DisGOONie公式サイト
劇団「AND ENDLESS」で20年近くに渡り、全ての作・演出で数多くの実績を残し、その他外部舞台での脚本・演出も新進気鋭と非常に高く評価されている西田大輔が、長年所属していたオフィスエンドレスを離れ、「創ることは出逢うこと」をテーマに掲げ、演劇界のみならず、広い視野でのエンターテイメント界で、俳優達との新たな冒険を...

ドラマ脚本や漫画の原作など、演劇界に限らず作家・演出家として活躍する西田大輔さんが2015年に設立した会社。
萩谷君は2019年のvol.7「PSY・S( サイ・ズ )」に出演
長妻君は2020年の「DECADANCE」ー太陽の子-に出演
さらに2021年のvol.10「MOTHERLAND( マザーランド )」 にOne Day Special Guestとして萩谷君・長妻君が出演しています。

マツリーvol2『7ORDER 7days happy jack』の長妻回では、「DECADANCE」で共演した萩野崇さんをゲストに迎えていました。
今回の「Little Fandango」は長妻君と萩野崇さんの再共演となります。

沼主
沼主

ディスグーニー作品は”出演すること”や”観劇すること”を「乗船」と呼んでるみたいですね。知らんかった。

観劇レポート

会場

WWホールノエントランス

さて。やっと本題です。大阪公演の会場は「WWホール」大阪城公園にあります。

等身大POP

入場すると萩谷君と長妻君の等身大パネルが。タイミングによっては列になってました。かっこいい

本編

はじめての西部劇観劇。なおかつ長妻君と萩谷君の舞台作品を観にいくのはじめてです。わくわく。
「カウボーイには信念がある。たとえそれで死ぬことになろうとも」
って最後の挨拶で誰かが言っていたんだっけ?忘れた。でもほんとそんなお話だった。

舞台上には、パット・ギャレット(演・校條拳太朗)が営むカウボーイ達が集う酒場のセットがあり、
バーカウンターや酒樽が所々に置かれています。(これがアクションシーンで大活躍)

木製の階段を登った先、二階部分は誰かの部屋のようです。
舞台の最奥には本のようにも見える2つの大きなスクリーンが置かれ、所々で映像やテロップが投影されています。

見どころの一つでもある、ガンアクションのシーンでは、セットの木箱やテーブルを飛び越えたり楯にしたりと激しい銃撃戦の様子が伝わってきました。
みんなグルんグルん銃を回します。アクションシーンがすごい。
舞台全体を使ったダイナミックな演出で目が離せません。

7ORDERのオタクなので先に長妻君と萩谷君に触れたいのですが、
長妻君演じるマクスウェル / ピート役(一人二役)は出番が多くて消費カロリーが高い。
セリフもアクションも多かったですが見事に一人二役を演じ分けてましたね。
アクションシーンの長妻君、跳んでますいや、飛んでます
ダイナミックで動きがでかい。足そんなに上がる?ってくらいキックも高い。
長妻君は作中での感情のふり幅も大きく、喜怒哀楽それぞれを魅せるシーンがありました。
ピートが笑えば嬉しくなり、ピートが哀しければこちらも哀しくなってくる。

対する萩谷君はシュッシュッって感じ。キレのある最小限の動きという感じ。
キャラクターによって戦い方も全然違うんですね。
萩谷君演じるヘンリー・マッカーティは無口でクール。話が進むにつれてヘンリーが軸になっていくので「前半<<<<後半」みたいな。
レギュレーター(自警団)の一員になり彼らと過ごす中で変わっていく感情や彼の抱える葛藤。
悲壮・激情を抱えながら戦うマッカーティ。
萩谷君が「色んな方に見てほしい」とインスタライブやラジオで何度も言っていたのが頷ける熱演っぷりでした。

沼主
沼主

萩谷君ってもしかして憑依系の役者さんですか?

他のキャスト様についてなのですが、なんといっても
お調子者のピート(長妻君)がべた惚れしているアポリナリア(演・吉川友)がまぁー----美しい‼!!!!美しい‼!!!!なんて美しいんだ!!!!!色気!!
ホアニータ(演・渡辺みり愛)の姉であるアポリナリア。恋愛が絡むとなんでこんなに人間関係ってぐちゃぐちゃになるんでしょうね。
アポリナリア推しになりました。女性陣美しー‼
渡辺みり愛さんは、少年と娼婦の一人二役というとても振り幅の大きな役どころだったのですが見事でしたね。そして踊る!流石です。

公式サイトでキャストのお顔はチェックしていたが、実際動いて喋るのを見ると……全員なんてかっこいいんだ。
ローゼンバーグ(演:萩野崇)はジャックスパロウでした(違う)
何考えてるか掴めなくて怖い。飄々としてるんだけど色気がすごくて。
ジーニー(演:山口大地)は、ローゼンバーグの部下?従者?弟子?…ローゼンバーグの命令だけを従順に聞く彼はとにかくアクションがキレキレです。
彼の役柄はかなり特殊なのですが存在感が光ってましたね。あと服がかっこいいです。

レギュレーター(自警団)をまとめるタンストールさん(演:松田賢二)は人望がすごくて。レギュレーターのみんなが心から彼を慕っているのが伝わってきます。

本当にキャスト一人ひとりが様々な葛藤を抱え、「誰の為に戦うのか、何に命をかけるのか」を自問自答しながらも銃に手をかける。
そんな作品でした。

途中休憩を挟みながらの約3時間にも及ぶ航海。
その長さを感じさせないくらい没頭した3時間でした。
見終わった後は何とも言えぬ満足感と、でも決してハッピーエンドではなかったので少しの哀しさが残りました。

沼主
沼主

総括。おもしろかった!!!!!

余分のコト

Spotifyで劇中歌のプレイリストを作ってくれている方がいたのでこちらも紹介。

そうそうこれこれ!って感じです。ありがたい

2.5ジゲン!!さんのレポートが写真たっぷりなのでおすすめ

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