金沢を楽しみすぎている7人であった。
みなさんようこそ、金沢へ。
地元金沢にはじめて7ORDERが来てくれるということで、久しぶりに帰省して、行ってきました金沢歌劇座。
お天気は見事な曇天でした。いつも通りの金沢です
タイトル・コンセプトについて
『7ORDER LIVE FACTORY~脱色と着色~ 』脱色と着色というタイトルは燦参七拍子に続き、萩谷君の案が採用されたそうです!
「今まで築き上げてきた物を一度まっさらにして、その上に自分達の新しい“やりたいこと”を見つけて持ち寄ろう」というのがテーマらしい。
7人それぞれが自分の好きな(または得意な)世界で活動し、そこで得た経験を7ORDERとしてアウトプットする時に活かす…
それは確かに“Scrap&Build”ではなく、“脱色と着色”なんだろうなと思いました。
メインビジュアルのスタイリングもロゴも好き。アクスタも好き
会場
ライブタイトルにもあるFACTORY(工場)を連想させるステージセット。ダクトが伸びたステージには天井からチェーンが垂れ下がり、中央に7ORDERのロゴが設置されています。
何か金属を叩く音やコピー機の通信音などインダストリアルなSEが流れ、ライブというより何か物語の舞台を見に来たような世界観が広がっていました。
開演時間が近づくとSEがだんだんと大きくなり、次第にスモークがステージを満たしていきます。
さぁ、いよいよ私の#脱色と着色日記がはじまります!
ライブ本編
開演前のSEにメロディが加えられ曲になり、暗くなったステージにメンバーが登場。パッとライトが当たると、聞こえてきたギターのイントロは「agitate」
『Date With』で見守るように聞いていたこの曲は、今はただ楽しむだけの曲になっていました。安定感。
特に、サックスソロだった間奏部分が長妻君のピアノソロに進化していたことに耳が驚きました。私が最初に見た新しい色は間違いなく「青」!!
ロック最高
「agitate」のかき回しから流れるようにはじまったのは「タイムトラベラー」
個人的に武者修行ツアーぶりに生で聞くので「久しぶり!」という感覚。ライブアレンジの影響か彼らの進化の影響か…全く違う曲に聞こえました。
曲の後半には、真田君と美勇人さんがステージ前方に移動してきて隣り合わせで演奏。
ギターソロは「俺が主役です!」とばかりに顔で弾く真田君と、ベースを弾くときは終始「職人気質」の美勇人さん。
並ぶとよりお互いのカラーが際立つ弦楽器チーム
真田君はライブ中、何を考えているのか分からない表情をしていると思うのですが、こういう“真田君に視線が集まる瞬間”だけは、勢いよく噛り付いたプチトマトみたいに、彼の感情が内側から溢れてくるようで、その表情の変化を見るのが毎回の楽しみだったりします。
きっと計算してるんでしょうね“計算の真田”だし。
3曲目は「SUMMER様様」すっかりライブの定番曲。
「テンションが低い」と言われる石川県もここぞとばかりに踊っていましたね。でもやっぱ大阪に比べるとシャイな気がする。踊れよ北陸県民。
倉敷事件
7ORDER LIVE FACTORY
— 7ORDER project (@7order_official) October 7, 2022
~脱色と着色~
金沢歌劇座公演(石川)
ありがとうございました🥳
次は10/12(水) Zepp Namba公演(大阪)
よろしくお願いいたします🙌#脱色と着色 #私の脱色と着色日記#7ORDER #SevenOrder pic.twitter.com/5ofCPd22x6
続く「青空と爆弾」では思いもよらぬ事件が起こりました。
青空と爆弾はボーカル3人と長妻君が客席を煽りながら盛り上げていくのが恒例。その最中、会場に響き渡る、
「倉敷ぃぃぃぃ!!」の声。
「ん?聞き間違いか……?」と思いつつノリノリで楽しんだのですが、次のMCでおもむろに安井さんが「ちょっと吊し上げなきゃいけない」と。(会場から控えめな笑い)
緊急審議、開始です。
一回全員目をつぶって。先生怒らないから、自分だよーって人は手を挙げてください。
メンバーは誰も手を挙げない(=自覚がない)
じゃあ一人ずづメンバー紹介していくから。その時に名乗り出て
真田佑馬です。ギター弾いてます。曲も作ってます…僕は犯人ではありません。
諸星翔希です。サックスです。犯人じゃありません
森田美勇人です。特技はダンスです。僕もちがいます。
萩谷慧悟です!金沢大好きです!犯人なわけない!
阿部顕嵐です。犯人みたいな顔ですけど犯人じゃないです
……え、俺!?審議!ここに出てきて「エビバディ金沢ー!」って言いました!
いやそこで「倉敷ー!」っていったんだよ!!
と本人まったく自覚なしで、思わず笑いが噴き出しました。
真田君がギターで青空と爆弾のサビのフレーズを弾き出すと、楽器隊が加わり数回にわたり現場検証が行われ、結果、長妻君がガチ凹みするという事態に。
わたし金沢出身だけどレアなもん見れたからオールオッケーの気持ちです。また来てね金沢
ダンス・パフォーマンス
【#森田美勇人 の #私の脱色と着色日記】
— 7ORDER project (@7order_official) October 7, 2022
どじょうの串焼きいただきやした!
金沢ありがとうございました‼️#脱色と着色#7ORDER #SevenOrder pic.twitter.com/vVuNo6gDl6
どじょうの串焼き、食べたことないZE☆
明るいバンド・ナンバーの「BOW!!」ではタオルを振りまわし、MC後の会場のテンションを業務用電子レンジ並みに爆速で温め直すと、暗転したステージにはアッパーなクラブ・ミュージックが!
7色のレーザー光線が会場を貫くと、ド派手なダンス・パフォーマンスが始まります。
バンドからダンスへ。7ORDERのライブならではの、ワクワクする瞬間ですよね。
まずは長妻君がバク転を決めると、スタンダードなニュー・ジャック・スイングから美勇人さんと諸星君だけが残り、オールドスクール然としたHIPHOPで観客の視線を集め、
萩谷君と安井さんが加わると音楽はピアノ・ジャスに変化し、シネマ(ミュージカル)っぽい振付でリフト技を挟みながら金沢歌劇座の舞台を優雅に舞ってみせました。
さらに真田君と阿部顕嵐が加わると雰囲気が一変。
顕嵐君をセンターに、マイケル・ジャクソンを彷彿とさせる音ハメが気持ちいい振り付けから、
真田君がセンターに来たかと思えば音楽は冒頭のクラブ・ミュージックにシフトし、見事な足さばきのハウス・ダンスでフロアを沸かせていく!
ラタタをサンプリングしてる?ここの音源ちゃんと聞きたい。
上がった心拍数をさらに押し上げるように「Power」のイントロが流れると、長妻君を皮切りにハンドマイクで歌いながら緻密に組まれたフォーメーション移動をいとも容易くやってのけ、実力という名のクリティカルヒットで観客を殴り飛ばし、K.Oをもぎ取っていきました。ぱわー!
バンドを軸にした構成だからこそ、ダンス・パフォーマンスのATKが強いですよね。
MCからラストまで
#脱色と着色 金沢公演ありがとうございました!
— 萩谷慧悟 (@hagiya_official) October 7, 2022
今回もホットスナックも素敵、個人的にどじょうの串焼き好きです^^
また来たいです!#金沢歌劇座#私の脱色と着色日記 pic.twitter.com/GQQxW3Pbt9
昨晩はツアーの中締め(?)をかねてスタッフさんも含めて海賊のようにお酒を飲んだとのこと。顕嵐君いわく「店のお酒がなくなりそうな勢い」だったらしい。
金沢のグルメを存分に満喫したようで安井さんが「日本酒がおいしいよね!地酒飲んだ人いる?」と客席に呼びかけると、何人かがものすごい勢いでシュバッっと手を挙げていました。
ただ、上がった手の数は思いのほか少なくて、酒好きの萩谷君が「もっと飲んだ方がいいよ」と強めにおすすめしてくれました。
ちなみに萩谷君の好きな北陸の酒は「宗玄」だそうです。
最後の挨拶の時にこの情報をお土産のように置いていったものだから、このあと宗玄がかなり売れたらしい。
顕嵐君は近江町市場でお高い蟹を買ってお母様に送ったところ、さっそく今朝実家に届き「蟹生きてるんだけど~!」と電話があったそうです。
案外顕嵐君は家族の話をしてくれますよね。素敵だと思う。
MCの後はステージの中央にラフにメンバーが集まり、「Ups&Downs」へ。これまた新境地で、トロピカルなアコースティック・アレンジになっていました。
“波職人”こと長妻君がレインスティックで柔らかな波の音をつくると、諸星君がカモメの鳴き声と船の汽笛をサックスで奏で、景色に色を添えるような演出。
萩谷君はスティールパンでトロピカルなメロディを鳴らし、目を閉じればそこにはカリブ海のサンセット・ビーチが広がります…リトルマーメイド。
曲ごとに変わっていく景色に、
このツアーのコンセプトは世界一周だったか?
と思い始めたころ、
強いスポットライトがステージのど真ん中に差し込んできた。その光の中にはギターを構えた真田君とハンドマイクを持った顕嵐君が向かい合っていて…
まさか……そのまさかだった。
真田君が手拍子を煽り、はじまったギターリフは「ONE」。
7LABで公開されているAlan Abe ver.のONEがまさか生で見れるとは!
嬉しかったという感情しか覚えていない。なんかごめん。興奮しすぎた。
その後は「Get Gold」「Love Shower」「Sabão flower」と、真田君が作った楽曲がバンド・バージョンで続きます。
1stアルバムからのラインナップが多くて、このツアーのタイトルの意味を改めて考えされられました。
本編ラストは「27」。9月末に行われた北九州ロックフェスで演奏された時の喜びが思い出されます。
とても好きな曲!
後日ラジオで真田君が言っていましたが、「7ORDERは年子でみんな年齢が違うので、これから27歳になる / 27歳を終えるメンバーがいる。この曲がひとつのトンネルみたいになっていて、一人ひとりそのトンネルをくぐって28歳になっていくのがなんとも感慨深い」と。(NIGHT DIVER #83)
大阪公演で28歳の誕生日を迎えた諸星君は「27歳で最後に歌う“27”だった」と真田君に言っていたそうです。得も言われぬ思い。略してエモい。
推しとともに年を重ねることができるのは、3次元のメリット
アンコール
アンコールでは地方ごとにご当地アイテムを被って登場するようで、海鮮が有名な金沢では、蟹・魚・イカという魚介を被ってメンバーが登場。
「Lonely night」はデートwithの時の簡単な手振りから進化しており、正直初見じゃ踊れないくらい難易度が上がっていました。
今回、ダンスタイプの人と一緒にライブに行ったのですが、その子が私のとなりで軽いアレンジを加えながら完璧に踊っていて(初見のくせに!)これが経験者と未経験者の違いか…と軽い挫折を味わいました。
続く「Feel So Good」はデートwithの時にメチャクチャ練習したので踊れます。踊れるポップ・ミュージックが2曲続くと、ラストは「雨が始まりの合図」で脱色と着色は幕を閉じたとさ。
ついでに聖地巡礼するよ!
せっかく石川県に来たなら聖地巡礼もしたいじゃんね!
ということで行ってきました「PIZZA WAVE × HOBBY!HOBBY!HOBBY!」の聖地巡礼!
場所は金沢から車で1時間半くらいにある「和倉温泉」エリア。目的は~~~座禅。
青林寺は1枚目の写真の構図が有名なお寺なのですが、予約制で座禅or写経体験ができます。
大変楽しく丁寧にご説明いただき、謹んで一生懸命座禅体験してまいりました。きもちい~~!
能登ミルクも近くなのでジェラート食べに行きました。めちゃくちゃ並んでいるのでご覚悟を。
並ぶ価値あるおいしさ。石川のジェラートならマルガ―ジェラートさんもおすすめ
余分のコト
ラスサビの「雨が始まりの合図」のフレーズのハモリ、北九州ロックとツアーファイナルは諸星君が3ど上ハモリ、金沢公演は安井さんが3ど上ハモリだったように聞こえたのですが実際のところどうなんでしょう。
あと終始、萩谷君のファンサがすごかった。“大盤振る舞い”というくらいすごかった。これは各地でも同じなのか萩谷君が金沢を好きだから特別多かったのか……真相が知りたいところ。
とにかく萩谷君が楽しそうですごくうれしい。金沢を推してくれてありがとう。
観光する様子や楽屋動画が公開され、7人が金沢で過ごした時間を少しばかりお裾分けしてくれたのが嬉しかった。
私が育った金沢という街に、7人が来てくれたことがシンプルに嬉しい。
気に入ってくれたようで、さらに嬉しい。
また金沢でライブをしてくれるように、今回結んだ縁を絶対切れないくらいセメダインでガッチガチに固めてしまいたいと思った。
セットリスト
M01. agitate
M02. タイムトラベラー
M03. SUMMER様様
M04. 青空と爆弾
M05. BOW!!
ダンス
M06. Power
M07. Ups&Downs
M08. ONE (Rap ver.)
M09. Get Gold
M10. Love Shower (Band Ver.)
M11. Sabão flower (Band Ver.)
M12. 27
EN01. Lonely night
EN02. Feel So Good
EN03. 雨が始まりの合図